イタコは本物?

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イタコという死者の霊を呼び出せる人がいると聞いたのですが、本当にそんなことができるのですか?

よくご存じですね。
イタコというのは青森県の恐山が有名ですが、神社によくいる巫女の一種です。
現在の巫女さんはアルバイトの子が多いのですが、元々は神との対話をするための存在。
神をその体に降ろし、会話をすることができたと言います。

恐山のイタコは多いときには300人ぐらいいたそうですが、現在は6人。
最年少の方も40代で“最後のイタコ”と言われていて、後継者がいない状態です。
そう、もう無くなってしまうかもしれない日本の風習の1つなのです。

イタコが本当に死者の魂を呼ぶ力があるのかは科学的根拠はもちろんありません。
後は信じるか、信じないか、という問題。
科学的に証明されないからといってそんな能力はあり得ないと否定することもできません。
現在の私たちの科学力は万能とは言えないからです。

いろいろな人が実験をしています。
外国人の魂を呼んだら英語でしゃべるのか?というのがよく知られる例ですが、この場合、日本語をしゃべったそうですよ。
だからニセモノだという人もいますが、他の例を紹介します。

世界には生まれ変わりという事例が多々存在します。
前世の記憶を持って生まれてくることで、チベットの高僧であるダライラマも生まれ変わりを続けているといいます。
ダライラマも含め、生まれ変わった事例では言葉は覚えていないと言います。
そう考えると霊となった時点で言葉を失っていると言えるのではないでしょうか?

降霊術はイタコの体を霊が使うことになりますので、イタコの能力の範囲で霊が語る。
となると、日本語、いやイタコの使う方言で話すのも無理はないことかと思います。

言語の問題ではなく、呼び出した霊が生前の記憶を持っているか、いかにもその人が言いそうなことをいうか、という点にかかってきます。

イタコが呼び出せる霊は依頼主の身近な人に限定されていますので、その依頼主が会話の内容から信頼できるのかを判断するしかありません。

なぜ身近な人に限定されるのか?
その理由はわかりませんが、私が勝手に思うのは、

“霊にも断る権利はあるでしょう?”

ということ。
死後の世界がどんなところかわかりませんが、穏やかに生活しているのに見ず知らずの人に呼び出されてわざわざ出てきます?
霊も会いたいと思う人とだけ接点を求めるのではないでしょうか?
そもそも死後の世界があるのか?ということも疑問があるかと思います。
私もみなさんもまだ死んだことがないので行ったことがない世界です。
いや、今生きている人は誰も行ったことがありません。
死後との世界を覗いたことがあるという人が一部いますが、それが本当に見たのか、夢や幻なのかは判断がつきません。

でも死んだら終わりで何もかもなくなると思うとさみしいので、私は勝手にこう考えています。

  死後との世界は異次元空間

私たちが暮らしている世界は3次元+時間で構成されています。
他の次元を観察することはできませんが、科学的には他の次元の存在は計算上では成り立つと言われています。
それが、死後との世界ということなら少し納得するのではないでしょうか?
そしてその異次元空間との交信をするのがイタコのお仕事。
そう考えると、本物の能力者がいても不思議ではないと私は思います。

イタコに限らず霊能力者はいろいろいますが、その中にはニセモノも多いと思っています。
ですが、本物がいてもおかしくない、と思えませんか?

私が子供だった40年前と現在、科学的常識が数多く覆されてきましたので、今は常識ではない事が実は正しかったという可能性も十分あります。

Z世代といわれる今の若い世代はネット検索が上手な半面、ネット上の情報を信じすぎてしまう危険性があります。
ネットに限らず、手に入れた情報をそのまま全て信じずに、自分の頭で考えること。
自分で体験してみることの大切さを知ってもらいたいと思います。

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