NATO(北大西洋条約機構)はソヴィエトを中心としたワルシャワ条約機構、いわゆる東側諸国に対する防御のために作られた組織です。
ヨーロッパ各国は小さな国が多く、自国軍のみでは守りきれません。
そのために作られたのがNATOで、加盟国の1つが攻撃された場合はNATO加盟国全体が攻撃されたとみなし、全面戦争になるぞ、と言う抑止力になっています。
ワルシャワ条約機構はソヴィエトの崩壊と共に終了しましたが、NATOは健在です。
ウクライナがNATOに加盟するとロシアは何もできなくなります。
さらにロシア側からすれば敵側のNATOの前線基地がすぐそこに作られるということになります。
嫌だと思いませんか?これ。
そしてNATOがヨーロッパを中心にどんどん東側に勢力を拡大しています。
ポーランド、チェコ、ハンガリー、バルト三国。
この拡大するNATOの包囲網はロシアをビビらせるには十分すぎる要素です。
ではなぜさっさと加盟しないのか?
加盟させてもらえていないのです。条件を満たしていないということで。
民主主義体制が基準以下。
財閥と政治の癒着がはびこり、汚職体質
それともう1つ、ロシアをあまり刺激したくないというNATO加盟国の意向。
ちなみに日本は加盟国ではありませんが、パートナー国として認定されています。
協力しあって安全保障環境の改善をしていこうという関係であって、日本が攻撃されてもNATOが全力反撃してくれるという関係ではありません。
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