第二次世界大戦以前のような全面戦争というのはなかなか発生しないと思います。
ウクライナのように攻め込まれてしまった場合は民間人も含めた被害は大きなものになりますが、実際の戦争を見るとそう簡単に終わるものではないというのを世界中が理解した思います。
おそらくロシアはあっという間に終わるだろうと思っていたと思いますが、そう簡単にはいかず、ロシア側のダメージはかなり大きなものになっています。
それを見ても侵攻をするのか?という話です。
今の時代の戦争はあっという間に終わらせなければ国際的な連携に潰されます。
特に日本は海に囲まれており、潜水艦を含めた防衛力はなかなか手ごわいものがあります。
原子力潜水艦がないから弱いと思うかもしれませんが、自国領海の防衛という局地的なものであれば十分に機能します。
核ミサイルを打ち込めば終わりではなく、戦争は占領するというところまで進めなければなりません。
そのためには陸上戦力を持ち込まなければなりませんが、これが難しいのです。
時間をかけてしまえばアメリカを含めた各国の支援が間に合ってしまう。
間に合ってしまえば攻める側は消耗戦を強いられるのです。
それは戦力もそうですし、世界的な制裁が連発し、経済も疲弊。
ここまでの膨大なリスクを背負ってまで攻め込むか?という話です。
冷静に考えれば進行すれば自分たちが壊滅するというのはわかるはずですが、怖いのは気が狂った時です。
後先考えずに自爆テロ的思考になればないとは言えません。
なので追い込みすぎてはだめ、ということです。
日本もアメリカも追い込みすぎないような言い方をしています。
台湾に攻め込んでいないのに日本が攻め込むという話は一切していませんし、トランプさんも進行したら北京を爆撃するという言い方をしているのはそのためです。
結局手も足も出せず、恫喝するような発言しかできないというのが今の中国の状況です。
中国お得意のレアアース禁輸も今の世界では脱中国依存から抜け出しつつあります。
逆に日本の技術力がなければ中国の主要産業も大ダメージを受けます。
水産品の禁輸も福島問題で一度やっており、その時にすでに脱中国の道を作っています。
観光客が止まって困るのは主に中国企業と日本にいる中国人たち。
彼らは中国の航空会社を使って日本に来て、日本在住中国人のガイドをつけ、彼らのネットワークのホテルに泊まり、お土産を買う。
日本の被害がゼロとはいいませんが、圧倒的に痛い思いをするのは中国側です。
さらに日本政府が中国国債購入の無期限停止を言い始めました。
その金額は公表されていませんが、かなりの額だと思われます。
日本を敵対視している国の国債を買うなんてことはありえないわけですが、そうなると他の投資家や国も中国国債に手を出せなくなってきます。
景気が悪い中、彼らは身動きが取れなくなりつつあります。
景気が悪くなっても暴動が起きない日本では理解しにくいかと思いますが、中国国民が黙って言う政府の言う事を聞いていたのは経済成長があったからです。
自分の懐が潤っていれば多少のことは目をつぶるのですが、懐事情が苦しくなってくるとその批判は政府に集まりやすい。
現在の中国は色々な国が壊れた上に立っています。
その崩壊パターンの大多数は内部からの崩壊です。
今回も同じことになる可能性は非常に高い。
冷戦末期のソヴィエトを彷彿とさせる状況です。
そんな中で他国を攻めている場合ではないです。
ちなみに中国は周辺国と揉め事が多い国。
戦力差がかなりあるといいつつも全兵力を日本に向けることができないのです。
限られた戦力で短期決戦で攻め落とせるほど日本は楽な相手ではありません。
本当に気が狂わなければ、、、です。


















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