旧正月の文化。日本も昔はそうだったのです。

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明けましておめでとうございます。

という言葉に違和感を覚える方も多いかもしれませんが、本日2月10日は旧暦の元日にあたります。
中国文化圏、ベトナムなどはカレンダー上の1月1日より旧正月が大切な国。
旧暦の1月1日だからと言われてもちょっとピンとこないですよね?
今日は旧暦について紹介をさせていただきます。

旧暦とは、太陰太陽暦(たいいんたいようれき)のこと。
太陽の運行と月の満ち欠けを基準としているカレンダーのことです。

逆に私たちが使っているカレンダーは新暦とも言いますが、太陽暦というもの。
地球が太陽の周りを異臭する期間を一年とするものです。

太陽暦は一年を365日とし、四年に一度の閏年は2月が1日増えて調整しますが、旧暦は一年を354日でカウントします。
そして数年に一度、閏月といって、1ヶ月多くすることで調整をする仕組みとなっています。

日本も昔は旧暦を使っていましたが、明治五年に新暦に変更されてから旧暦文化が廃れてしまいました。
ではなぜ日本が新暦にしたのか、というと、まず1つは欧米諸国と並ぶべく、その文化を積極的に受け入れたからというのが1つ。
そして明治六年は閏月を入れる年だったため、給料を13ヶ月分払わなければならなかったのですが、新暦に切り替えることで12ヶ月にしてしまったとのこと。

当時の日本政府、やることがなかなか大胆です。
慌てて新暦にしたせいなのか、違和感があるものがいくつか残されています。

2月4日は立春。
いやいやいや、、、春、立ち上がってないですよね?
これは元々、旧暦では春の始まりとされるのと合わせて、一年の始まりともされていました。
中国では旧正月を春節と呼びますが、同じところから来ています。

が、日本は新暦のみにしてしまったので、正月でも春を感じることもない、一番寒い季節になんで春なの?という違和感が残ってしまったのです。

日本は四季の変化が激しい国です。
それに合わせて季節行事や文化が育ってきた経緯がありますので、旧暦を全て捨ててしまうというのはちょっと寂しいですね。

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