実家が米農家をやっています。
今、東京の大学で経済学を学んでいるのですが、農業を継ぐべきだと思いますか?
炎天下で汗だくになりながら仕事をすることが多い農業。
東京で学生をしているあなたからすると、あまり良い印象がない仕事と見えているのかもしれません。
でも人間誰もがご飯を食べているとおり、農業はこれからも続く、大切な業種。
ただ、少し変革はしていくだろうと思います。
そんな状況でどのように農業で生き残るか、よりよい生活ができるのか?というお話をしたいと思います。
大昔、農業は殆どが手作業で、大変そのものでした。
朝から晩まで作業をする。それでも収入は少しだけ。
この状態では誰も後を継ぎたくないですよね?
でも、状況は大分変わってきています。
今では殆どの農家が作業の一部を機械化しています。
あなたの実家も耕すのも田植えも収穫も機械を使っていませんか?
現在、農業従事者の高齢化が問題となっていますが、逆に言うと高齢者でもできる作業になってきているということが言えるのです。
さらにIoTというワードが数年前から出てきていますが、農業のIoTも進んできています。
田んぼの水位をセンサーで確認して水門を開閉する。
ドローンの映像を自動分析して収穫に適したエリアを報告する。
このような進化がさらに農業の効率化を進めていきます。
さらに世界中で健康に関しての関心が高まり、オーガニック製品の人気が急上昇中。
育てるのは大変ですが、その分、単価が大きく上がります。
この育てる大変さをIoTの力を使って省力化していくと、どうなると思いますか?
そう、かける手間を減らし、さらに高収入が狙えます。
さらに食糧危機がこの先訪れるといわれる中、食料を生産する強さを考えてみてください。
どの仕事も大変な部分があります。
暑い中、外で作業をする農業も決して楽なものではありません。
でも、涼しいオフィスで朝から夜中まで働くのも大変なこと。
どの大変さが自分に合うのか?
そして、あなたはこれから40年ぐらいは働くでしょうから、40年後も安泰な仕事とはなにか?
それを考慮して考えてみてはいかがでしょうか?
私だったら?
私だったら農業を選びます。
そして、IoTをとことん活用する方法を考えながら作業をし、年々仕事が楽になるように改善していくだろうなと思います。
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