当たるも八卦、当たらぬも八卦。
と昔から言いますね。
これ占いの種類とか、占う人によっても変わります。
わかりやすいところから説明します。
例えば四柱推命。
中国の陰陽五行説をベースにしたものですが、これは統計学なのです。
この日に生まれた人はどういう傾向にあるかというデータを徹底的に集めた結果から占いを行っています。
ちゃんとした四柱推命は統計学ベースと考えると、けっこう信憑性が出てきませんか?
手相などもそうですね。
ではもっと謎めいたもの、背後霊に聞くとか神に聞くとかはどうなのか?
科学的に証明できないので嘘くさいといえば嘘くさい。
でも嘘とも言いきれないですよね。
そこで占いのテクニックの1つを紹介します。
コールド・リーディングです。
事前情報がないのに言い当てられたらびっくりして信じますよね?
それを占いではなくテクニックで引き出すのがコールド・リーディング。
占いの順番を待っている時に何気なくスタッフが雑談をしてくる。
そこから得られる情報を元に言い当てる。
あとは相手にかってに信じ込ませるような話というのもテクニックです。
”最近、身近な方になにか不幸はありませんでしたか?”
こう言われると皆さん勝手に想像の範囲を広げていきます。
家族→親族→友達→会社の人
ここまでたどれば誰かしらなにかの不幸があるはず。
そしてそれが5日を言わず、”最近”という曖昧なキーワード。
勝手にびっくりして、
”あたってる! 実は姪っ子にこんなことがあって”
と勝手に自分のことを語ってしまうのです。
もうこうなってしまうと占い師の思う壺。
勝手にヒントとなる話を出し続け、また微妙な曖昧さを含めて語られてしまえば信じてしまうという流れです。
けっこう怖くないですか?
なので、このテクニックを頭に入れた状態で話してみると少し冷静になれるかもしれませんね。
でも当たるも八卦、当たらぬも八卦。
あまり引っ張られすぎないように。
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