あれはヨーロッパ諸国の詐欺的な政策だったと思うほうがわかりやすいかもしれません。
TOYOTAの勢い、誰も止められない。
エンジン車では勝てないというので走った先が電気自動車。
でも決してエコではないのです。
確かに自動車単体では二酸化炭素も有毒物質も排出しません。
が、その電気はどこからくるのか?というと発電所。
現在日本では68.6%が火力発電に頼っています。ということは二酸化炭素はかなり出しています。
その他有毒ガスでいえば今の日本で走っている大部分の車はそんなものほとんど出していません。
それとエネルギー変換によるロス。
エンジンはその場でエネルギーを生み出して使いますが、電気自動車は?
発電所で発電し、高圧な交流で送電。
途中で電圧を下げて一般レベルに落とす。
交流を直流に変換して科学的な形で蓄電。
蓄電したものから電力を取り出して走る。
このプロセスが全て無駄。当然ここでエネルギーのロスがあるのです。
そして現状のバッテリでは電気自動車のほうがどうしても重くなります。
重いものを同じ速度で動かすなら当然エネルギーが多くかかります。
そして止めるときにブレーキにかかる負担も大きくなる。
まったくエコじゃないですね。
さらにバッテリの廃棄による環境破壊のレベルがなかなかエグいのです。
これなら現時点ではハイブリッドが最適解なんじゃないの?というのが現実です。
そのハイブリッドもTOYOTAだけ異常なほどの技術力を蓄積しています。
同じハイブリッドでも構造が全く違うのです。
電気自動車は革命が起きない限りこのまま広がり続けるということはないと思います。
その革命になりそうなものというのが全固体電池。
TOYOTAがしっかりと握りしめている技術です。
電気自動車の時代に乗り遅れたTOYOTAは潰れるとか言っている人が結構いましたが、完全にTOYOTAの先読みが勝っています。
慌てて電気自動車に全力で舵を切ったHONDA、NISSANとは違うのです。
さらにトヨタが進めている水素エンジン。
水素精製をどうするか?という問題が残りますが、こちらのほうがまだ未来があります。
さらに嘘か本当かはわかりませんが、TOYOTAが海水から水素を取り出す技術を開発しているという噂がありますが、これが出てしまうとまさにエネルギー革命です。
戦争が起きかねない発明。
嘘なのか無知なのかはわかりませんが、そんなところから始まった電気自動車の伝説は夢として終わっていくのでは?と思っています。
ちなみにガソリンをみんなが止めたところで石油の利用がゼロになるわけではありません。
プラスティックも暖房に使う灯油も重油もジェット燃料も塗料も同じ石油から作られます。
さらに言えば歯磨き粉やアイスクリームなども石油由来の成分が入っているって知っていましたか?
これらはすべて原油を精製して作るのですが、その過程でガソリンも一定量が必ず出ます。
ガソリンだけ捨てちゃうというわけにもいかないので、止めるなら全部まとめて止めないとあまり意味がありません。
EUは2035年までにガソリン車の販売をゼロにすると言っていましたが、その結果電気自動車で世界を席巻しているのは中国企業。
そしてEU圏内の自動車メーカーはガソリン車時代よりも大きな悲鳴を上げている現実。
ドイツは”無理!!”と言い始めましたが、さて彼らはしれっと撤廃するだけで済むと思っているのでしょうか?
結局自分たちの首を絞めて中国に美味しい思いをさせただけで終わったねという最悪な結果が待っていると思っています。
この電気自動車合戦にあまり参加しなかったTOYOTAが結局漁夫の利を得るということになるのでは?


















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