何を比較しているのかがわかりませんが、例えば2021年のGDPで言うと韓国は日本のGDPの36.4%の規模でしかありません。
1972年には3.4%だったことを考えると急成長ではありますが、まだまだ差は大きくあります。
では、このままだとあと10年ぐらいで抜かれるのか?というとそうでもなさそうです。
いくつか問題があるのでみていきましょう。
高齢化問題
日本も人のことは言えませんが、韓国は日本以上に高齢化が深刻な問題です。
現状、日本の方が高齢化率は高いのですが、伸び率が韓国の方が激しく、2044年には逆転して日本以上の高齢化社会になると言われています。
財閥依存率
みなさんご存知のサムスンやヒュンダイなどの財閥の依存率が異様に高いのが韓国経済の問題です。
GDPの80%以上が財閥形に依存しています。
つまり、財閥が傾くと韓国経済全体が大ダメージを受けると言う意味です。
不安定だと思いませんか?
例えばサムスン。
二つ折りケータイを出したりと確実に技術力を上げてきています。
でも彼らの利益構造を考えるととても怖い部分があるのです。
ライバルのAppleですが、AppleのiPhone関連の売上は、
・端末の売上
・広告売上
・アプリ販売の売上
・音楽配信の売上
などがあります。
サムスンの場合、端末の売上のみで、他はGoogleなどに持って行かれてしまっています。
極端な話、Appleは端末価格を半値に下げても全体の利益を上げられるのに対し、サムスンは端末の価格で無理ができないのです。
もちろん、こんなことをさせないように独禁法などがあるわけですが、利益構造で大きな違いがあるのです。
サムスンも馬鹿ではないのでこれをなんとかすべく、Android以外のOSを使った端末を企画したことがありましたが、うまく行かずに頓挫。
そうこうしている間にGoogleも端末を本気で売り始めている始末。
しんどいと思いませんか?
また自動車業界も激変中ですよね。
EV化、自動運転などの技術、そしてTeslaなどの新興企業の参入。
100年に一度の大荒れの中、勝ち残るのは技術力がある会社と言われています。
TOYOTAはEV化が遅れましたが、微妙なEVよりHVを選びました。
そのため、他者の追随を許さないほどの燃費を誇ります。
また、水素の研究が進んでいるのもTOYOTAの強みです。
韓国系もEVに必死ですが、EVはもはや中国に勝てないというのが世界的な流れ。
ヨーロッパもそこを苦く思っており、ガソリン車全廃のルールを覆すこととなりました。
100年先のことはわかりませんが、当面、韓国が日本を追い抜くというのはないかな?と私は思います。
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