残念ながら財産という概念がある限り、誰かが人より多くの財産を確保するために争いというのは起こらないと思います。
たとえ軍隊が世界中からなくなったとしても何らかの形で奪い合いは起こるので実質的に戦争撤廃にはなりません。
日本の縄文時代、じつは1万年以上もの平和が続いていたというのはご存知でしょうか?
この時代の人々の遺骨は戦争で亡くなったと思われる痕跡が見つからないのだそうです。
文明がなかったからではありません。
狩猟をしていたので人間を殺す武器はあったのに戦っていない。これは世界的に見てもかなり異例のことだそうです。
なぜ戦争が起こらなかったのか? 私なりの勝手な解釈ですが財産という概念がなかったことが一番大きなポイントではないかと思います。
財産の初期の形は食べ物だったと思いますが、採ってきた獣や魚は保存方法がないのですぐに食べるしかなかった。
自分だけで食べきれない分は村の仲間に分け与える。
そして自分が採れなかった時は仲間がわけてくれるという共存共栄が機能したのは保存技術がなかったから。
最近の研究では稲作や栗の植樹なども行っていたそうですが、まだメインではなく保存技術もあまりない。
これが弥生時代に入ると稲作が盛んになり、高床式倉庫などが出てきて保存する技術が出始めます。
すると発生してくるのが、戦争です。
あそこに食べ物がいっぱい保存されているぞ? 奪えないか?
ということになったのではないかと思います。
保存技術ができたからといってずっとは置いておけないし、物々交換でも対等な評価がわからないのでお金という概念が現れ、いつまでもどれだけでも保存ができるようになった結果、奪い合いたいと言うことに発展しています。
では財産を全員が放棄して縄文時代に戻ればいいか?というとそれって無理ですよね?
人間社会の構造が複雑化してしまったため、そんなことはできない。
部分的にそれを目指した共産主義もうまく機能するわけではありませんでした。
ならどうやって戦争を防ぐのかというと、答えはかなりシンプル。
こいつとは戦いたくないなと思わせつつ、人にも迷惑をかけないこと。
例えばドラえもんに出てくるジャイアンが喧嘩が強いと言う条件はそのまま残し、誰からも奪わない、えばらない、下手くそな歌を無理やり聞かせない人だったら、誰もジャイアンと喧嘩をしようとしません。
この状態がジャイアンにとっての平和になります。
ただ力を持つと強引なことができるようになってしまい、弱いのび太でさえ喧嘩(戦争)を仕掛けることがある。
いい人バージョンのジャイアンになる。
これが自国が戦争を起こさない唯一の方向なのだと思います。
軍隊を持つから戦争になるという人がいますが、アメリカや中国というジャイアンがいる世界で力を放棄したらのび太になるだけです。
ちなみにスネ夫は金持ちであり、ある程度ジャイアンに従っている存在なので、現代の国家で例えれば技術力と資金がある国、そう日本。
ジャイアン(アメリカ)の力に守られるためにジャイアンに媚びを売り、搾取されたとしてもついていく。
でもいざという時にジャイアンが確実に守ってくれるという保障がない。
さらにジャイアンの搾取は止まらない。
この状態でスネ夫は平和とは言えませんよね。
だからスネ夫(日本)もジャイアン(アメリカ、中国)がかんたんに手を出しにくいだけの武力を身につければスネ夫に平和は訪れないということです。
ジャイアン(アメリカ、中国)と同等の力を持つというのまでは難しくとも、ある程度の武力をつけることでジャイアンも無傷では済まないとなれば、今の横暴はある程度防げるはずです。
自衛隊が要らないという人たちの主張がどれだけ無謀なものなのかはこれでわかるでしょうか?



















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