平和に見えるタイですが、実は2000年に入ってからもう2度もクーデターが起きている国であり、軍事政権下にあるのが今のタイです。
タイの問題の1つはバンコクのみが発展しているという点というのがあります。
バンコクはかなり都会で中心エリアはデパートや巨大ショッピングモールが立ち並び、東京よりすごいのではないかとさえ思えますが、これはバンコク限定の話。
またGDPの20%強が観光によるものですがコロナ禍で一気に冷え込み、その後回復してきていますがその中で中国人観光客の問題などもあり、微妙というのが実態。
また一部の富裕層と貧困層という極端な二極化が進んでおり、中間層が減少傾向。
イオングループがタイ国内のスーパー事業を売却したり、ドン・キホーテの出店計画が大幅縮小している状況を見ているとそれを裏付けています。
さらに航空機産業では東南アジア2位とシンガポールに次ぐ存在でしたがベトナムに抜かれたことが発表されました。
中間層が元気がない、減少傾向というのは経済の指標としてはあまり好ましい状況ではありません。
労働者階級がお金にあまりならないということ。
さらに地理的条件が続きます。
タイは長いこと製造拠点としても活躍していましたがインドシナ半島の西側にあるため、海運を考えると一番の消費地である北米、中国、日本へいくためにインドシナ半島を回り込まなければなりません。
以前はまだまだ安定して進出を検討できなかったベトナムが安定し経済成長を続けている現状ではインドシナ半島東側のベトナムの方が地理的条件としては良いということになります。
タイの混乱を収めるのは王の一声なのですが、前国王ほどの求心力がない今の王朝ではどこまで抑え込めるのかが微妙です。
そして収賄などの罪で国外逃亡していたタクシン元首相が帰国しています。
当然ながら逮捕されましたが健康上の理由のためにすぐに釈放。
彼はなんのために逮捕覚悟で帰国したのか?
このあたりがタイの不安要素として残されていますのでそれをどう考えるかですね。
あまり良い状況とは思えません。


















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